令和5年度 こどもの未来応援国民運動 報告
令和5年度 こどもの未来応援国民運動 報告
NPOの事業を運営していくためには、資金が必要です。設立以来、助成金の情報があると申請書を作成する日々が続きます。地域の企業さんからご寄付を頂いていますが、これにつきましては、「遊びと学びと食」の事業WAKU☆DOKIはっぴーの学習の教科書、ドリルや遊びの道具などに使わせて頂いています。
コロナ禍で、困窮家庭、ひとり親家庭、ヤングケアラー等の家庭への食品支援を始めなくてはいけなくなった時からは、家庭支援については、ご厚意の寄付は使えないので、対象の助成金の申請をしていました。何度も書き直したり、他の助成金を探したりと、利益事業を行わないNPOにとっては、子どもたちの為にと思っても、湖水の白鳥のように、表面上は何事もないように見えていますが、水面下では、必死に資金のことを考えています。資金があるから、子どもたちの支援や家庭支援ができます。
今年、高校生になった生徒が、先月、しみじみと話していました。
「私は、小学校3年生からワクドキに来ていて、最初は時計がわからなかった。でも、ワクドキに来て、先生が厚紙で時計を作ってくれて長い針、短い針がわかるようになった。その先生は、亡くなっていないけど、教えてもらって勉強がわかったことを今でも思い出す」と・・・
子どもたちに押し付けではなく、スタッフと出会ったこと、事業を通して出来たこと、わかったことが自分を創っていく一つのピースになっていくと望んでいます。「人の出会いの中で自分が創られていく」この出会いがWAKU☆DOKIはっぴーであったらと思います。
そんな思いの中、WAM助成金(令和5年度こどもの未来応援国民運動)を頂き、事業の見直しと今後の課題を考え、事業を継続していく必要性を痛感しました。
皆様に報告書を読んで頂ければ幸いです。